後輩と久しぶりに会った。
いっぱい話した。
しばらく会わないうちに考え方も随分大人になっていて、
言葉の端々から彼女の成長が見えたから、
目に見えない沢山の経験が積み重なっているんだね、って嬉しくなった。
経験の数だけ壁も増えるけれど、無駄な事は何一つないもんね。
味わう毎に、蓄積する栄養だと思う。
経験は食事と似ているかも知れない。
「栄養」な所が。
甘い味も苦い味も辛い味もすっぱい味も色々あるけれど、
バランス良く食事を丁寧に噛んで味わった時って、
早くに体がぽかぽか温まってくる。
これが血や肉や骨になる温度なんだな、と思う。
それが積み重なり、体を作る。
色ーんな経験で培った価値観や感情が
心の栄養になるのと似ている。
笑顔の経験も涙の経験も、
いつの間にかその人の重みや深みに変わって人生を彩り豊かにする。
だから、決して豪華なものでなくて良い。
(うーん、たまには豪華もいいかぁ)
それよりも穏やかであたたかな栄養を体にも心にも蓄えて行けたらいいな。
なんて思ったり。