東京に暮らし始めてまだ間もない頃、一番最初に好きになった喫茶店へ久し振りに来てみた。
珈琲、薄い方を頼んでも私にとっては相変わらずに少し濃い。
でもここの珈琲はその感じがすっごく良くて素敵で、今ではこの煙を含んだような濃さがとても懐かしい味として甦る。
お店の雰囲気も照明の仄暗さも全然変わらなくてタイムスリップした様な氣持ち。
で、それと同じ分だけ、
私の、私たちのこれまでの歩みと変化を犇々と感じてる。
変わりゆくものと、
変えてきたことと、
変わらず守り続けているものが
幸せなバランスを保っている。