奥歯の力を、抜く。のどを楽に。
鼻の奥、眉間、耳の後ろに、爽快な広がりを。
慌ただしい毎日に追われて、
外へ外へと向いている意識の矢印を、
ひと呼吸ごとに自分の方へ、引き戻す。
社会の中での自分の立場。
家の中での自分の立場。
したい事、するべきか、と思うこと。
ひと呼吸ごとに、
そこから一歩ずつ一歩ずつそっと離れて、あるがままの自分。
ひと呼吸ごとに、
過去への後悔も、まだ起こらぬ未来への不安も手放して、
あるがままの、今現在を生きる、ただの自分。
忙しさの中で気がつけば自分の事は置き去りに、外向きに生きてしまうけど、
たまには必要ね、そんな内観。
忙しければ忙しいほど、自分だけのために呼吸をしてみて。
小さな時間でいいから、自分を大切にしてください。
肉体だけが生きている訳じゃないもん。
時には不完全燃焼に心が冷えびえする事もあれば、
オーバーフローだってする事もある。
そゆ時、これも含めて全部自分だと、受容できるやらかさには、
身体にも、脳にも、こころにも、酸素が必要です。
はい呼吸。