愛犬が寄り添ってくる。
柔らかくて温かくておひさまの匂い。
奥の方からトクントクンと伝わる鼓動、それがいつもやさしい。
ただただ心から愛おしくて何度撫でても足りなくて、儚くてなんかすごく泣きたくなる。
彼は私たちの多くを知っている。
私たちの宝物についてもその芽生えから知っている。
私たちの悲しみだって知っている。
どんな時だっていつも私たちに愛嬌に乗せた愛をひたすら運んできてくれて、
ただ想い、ただ愛することの素晴らしさを教えてくれる。
こんなに小さいけれどこんなに大きな存在。
ほんとうにやさしい存在。