2016年12月31日土曜日

一番好きな場所。




我が家で一番好きな場所は台所。

突然吉本ばなな「キッチン」冒頭みたいな出だしにしちゃったけど、
私は家の中で台所が一番好き。

愛する人の体と栄養を想いながら献立を考える。
旬や暦を意識して季節を体に取り込む。
作っている最中の料理の具合や立ち上がる湯気。
甘い、辛い、酸っぱい。 
はなうた。
台所と食卓の間に行き交う会話。 
小気味良い手元のリズム。
「おいしそう。」「いただきます。」「ごちそうさま。」 「おいしかった。」
お皿を洗う時の心の満腹感。
泡と水の流れ。

台所で起こる事はなんだかいつも全部が幸せで愛にあふれている。

今日はそんなお台所の色んな所や道具を年末掃除の最後に磨いた。
明日だっていつも通りに料理をし、
使えば同じ様によごれるけれど、
ただの1日と言えども年末という区切りに
この1年も私たちの人生を陰で支えてくれた場所に感謝の気持ちを込めた。

わたしは、
台所から日々の「食」が生まれ、
その食が私たちの「からだ」を作り、
そしてからだが「生活」を営み、
生活の連続が「人生」となっていると思っている。

自分が理想とする人生は皆それぞれ違うけど、
「食」が「人生」と深いところで繋がっているということは皆、同じだと感じてる。

新しい1年も食を大切にして行こう。
食を大切にして、身体を大切にして、生活を大切にして、人生を大切にしよう。








2016年12月5日月曜日

あさきゆめみし

 

 一度実物を見てみたかった紫式部、見つけた。

紫色を行けるところまで赤くしたような感じの強い赤紫色。

 毒々しさの一歩手前で「私はこれ以上は行かない」とちゃんと立ち止まって

絶妙なバランスで美しさを際立たせてる感じがする。

部分的に見ると実の色もフォルムも名前も女性らしさを感じるけれど、

全体で見ると野趣があって、雰囲気がすごく好き。


2016年11月15日火曜日

うたかたのかぼちゃの種。


かぼちゃのわた


の中から種を解して、


洗って3日位乾かすと、透明の薄皮がぱりっとしてくる。 

そのぱりぱりを外して、


ハード種の中のソフト種を取り出したものを


少しのオイルとお塩で炒るとなんとも美味しいやさしいおやつになる。

3日掛かるこのおやつは一瞬でなくなる。
 名付けて泡沫のかぼちゃの種。

売ってるのも美味しいのだけど、
手をかけたものって、
何かが特別に違って美味しいんだなー、
そこに加わるエッセンスって一体何なのだろうね。

って思ったけど、

自分じゃなくて一緒に食べる人をフィルターにして考えてみると、
それが何か分かる気がした。




2016年10月2日日曜日

やさしい存在。



愛犬が寄り添ってくる。
柔らかくて温かくておひさまの匂い。
奥の方からトクントクンと伝わる鼓動、それがいつもやさしい。
ただただ心から愛おしくて何度撫でても足りなくて、儚くてなんかすごく泣きたくなる。

彼は私たちの多くを知っている。
私たちの宝物についてもその芽生えから知っている。
私たちの悲しみだって知っている。
どんな時だっていつも私たちに愛嬌に乗せた愛をひたすら運んできてくれて、
ただ想い、ただ愛することの素晴らしさを教えてくれる。
こんなに小さいけれどこんなに大きな存在。
ほんとうにやさしい存在。

2016年6月20日月曜日

満ちる前。



出番がやってきた。


透明の中にこれから


甘酸っぱくて青くて爽やかで切ない丸い実を


詰め込んでいく。


2016年6月8日水曜日

フレンチブルのお箸置き。


友人がプレゼントしてくれたフレンチブルのお箸置き。
のりおが沢山〜🐾

2016年2月8日月曜日

静かに見まもる。

過多で過剰な今の世の中でも本質はいつも変わらない。

美しさや幸せはシンプルな場所に見つかる。

2016年1月21日木曜日

かぶにちゃお。


いつもの八百屋さんできれいな蕪をみつけた。
先日の七草にはすずなとして登場してました。

暦の上ではもうすぐ春だもんねえ。
今は季節感あまり関係なく一年中買えちゃうけど、やっぱり旬は大切にしたい。 
ちなみに今日は二十四節気のうち「大寒」です。

かぶ、煮ちゃお。

2016年1月14日木曜日

いつもすぐそこに。


おや。7つ前の記事に2015年の七草があるぞ。
ということはつまり2015年のブログ更新はたったの7回。
私事ですがブログ記事年間数自己最低記録を更新しました。
ブログは更新せずに記録は更新してしまいました。
ってねー。
 
何はともあれ、また年が新しく入れ替わり、
あっとも言わぬ間に松の内も明け、
年末年始特有の町の喧騒も落ち着き始めた。

なんだか愛おしい。  
いつも通りの日常が。
幸せというのは珍しいものでも何でもなくて、
よく見ると日常の色んな所で小さく輝いて息している。
誰のどんな日常にも。
そのかけらをひとつひとつ見つけては手にとりそっと愛でながら生きよう。 
記念日なんていらない。
毎日が特別です。