2008年9月28日日曜日

興味の種。

気付けばもう9月もおしまい。

随分冷たくなった風が肌を擦って過ぎて行きます。


凛とした空気に感覚が研ぎ澄まされる。

研ぎ澄まされた分だけ余白が生まれ、

何となく五感がもの寂しくて色々を求める季節であるけれど、

それだけに全てがはっきり存在する。


物事の本質を見やすいのは、この季節だなと思う。


まるで秋みたいな人がいる。

深く研ぎ澄まされた感性を持った、豊かで優しい人。

私はその人と見る景色が好き。

私の稚拙な表現も余す事なく理解してくれる安心感に

いつでも心のままに想いを言葉にする事が出来る。


その人は`興味の種´を沢山持っている。

沢山持っているから、人に分け与える事も出来る。

私もそうなりたい。


子供達に伝える立場であるから、それは大事な事だと思うから。

もしそう在れたら、彼らにも沢山の興味の種を分けてあげたい。

苗まで一緒に育ててみて、あとは委ねて見守る。

「見ててあげるから一人で育ててみてごらん。」

花を咲かせるのは子供たち。

実が生ったら嬉しくて、

また次の花も咲かそうとする。

そうするうちに彼らはいつの間にか、

自分で自分の種を蒔ける様になっている。


そんな良い循環が自然と身の回りで起こる様になるといい。


だから、秋みたいなあの人の様に、

私も沢山の興味の種を持っていたいと思う。

正面から物を見られる目を持ち、豊かな言葉を添えられる心で在りたい。


「実りの秋に何を実らせよう」と考えたりしたけど、

その前に、日々の中で自分自身を実らせなきゃね。




2008年9月13日土曜日

鎮める、見つめる。

鎮める、見つめる。

残暑の1日でした。

鰯雲はまだ見ていないけど、

朝晩とこう涼しい風が吹くところが

いよいよ秋だなあという気持ちになる。


季節は移ろいます。


9月は長月。

日も早く落ち始め夜が段々と長くなるから、

夜長月とも言うみたい。


陰と陽のバランスはうまく取れているもので、

賑やかで意識が外に向く夏が行ってしまうと、

今度は自分を見つめ直すのに良い季節がやって来る。


シンとした空気が心をクリアにしてくれるから、

意識の矢印はちゃんと自分の内側に向いてくれる。

浮き足立った心を一度鎮めよう。


さてさてと。

実りの秋に、私は何を実らせようか。


2008年9月5日金曜日

本屋さん。

ただ一冊にさえ

情報や知識や世界や思想がてんこ盛りなのに、

それがひとトコロに何万冊と大集合するんだもん。


本屋さん。


どきどきするよね。

ディープな場所。

その無尽蔵さが魅力かどうか、

昔から、好きな場所。

色んな本に目移りしながら

あっちウロウロこっちウロウロ、

本の匂いにドキドキする。

あれも読みたい、

ああ後でこれも読もう、

おっこんなの出てる。

わーアドレナリン大量発生。

ってなるあの感じ。

本屋さんでは時間の燃焼率が非常に高いため、

時間と心に余裕のある時しか行けません。

し、その方が身のため。

う〜んいいなあ。

本屋さんで1日費やしてみたいなぁ。