2008年8月23日土曜日

むっきーちゃん。




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大活躍、『むっきーちゃん』


先っちょに付いた小さなとんがり刃と親指用のくぼみ、

持ち手部分との絶妙なバランスのおかげで、

グレープフルーツや夏みかん等の固い皮もなんのなんの、

少しの力でへっちゃらに剥く事が出来る。


桃やマンゴーにも使えて、皮がスススーと剥けたりして。

レモンにも使えます。


グレープフルーツは丸ごと皮を剥いて食べたい私には、

手先も痛くならないし、とーっても重宝している。


実家に帰っていたある日、

夏みかんの皮にナイフで切れ目を入れていた所を、

「お、ちょっと待て、良いのがあるのに。」

と父に制された。

そして母が間髪入れずに

「じゃーん。これ、なんでしょ?」と、

CMの様にむっきーちゃんを取り出して来たのが

そもそもの出会い。


その時私はむっきーちゃんよりも、

台本があるのかと聞きたいくらい

タイミングの良すぎる掛け合いをした両親にびっくりした。


夏みかんファンの父は

いつの間にかむっきーのヘビーユーザーになっていて、

大きな体で小さなむっきーちゃんをサクッサクッと器用に操る。

じつは実の内袋に切れ目を付ける刃も付いていて、

父はそちらも駆使する。

私は内袋用の刃に関しては指で開いた方が早いと思うと指摘してみたけど

むっきー職人の父からしてみれば、もはやそんなの邪道な様子だった。


「お母さんと大分で見つけて来たんだ。

順世の分も買ってあるから東京に持って行きなさい」

と、こういう一連の末、東京に持って帰ってきた。


そんなむっきーだけど、

今日なんとスーパーのレジ横に

沢山売られているのを見つけてしまいました。


ああ。


2008年8月18日月曜日

東の空より。


東の空に蝉が鳴くも、

朝の温度が少しさがった。


お盆が夏を少し連れて行ったのかな。


でも、太陽が昇ったらやっぱり今日も暑くなるんだろうね。


早起きすると、たまにこういうお空を仰げる。


良い朝です。


2008年8月14日木曜日

サンダル。


サンダルのヒールを直してもらった。

手際よく修理される様子を見ながら、

毎夏私の体重をよくぞ堪えてくれるもんだなぁとしみじみ。

このサンダルとは5、6年になる。

私と沢山の夏を歩いている。

夏が来る度に履き回されては、

磨り減ったヒールを修理に出される。

その度に芯を微かに削られるので、

ヒールもやっぱり少しずつ低くなって来ていて、

ちょっぴり笑える。


いたって普通の白いサンダル。

でも私にはどことなく魅力的に映り、

どことなく好きでいる。


こう言う感覚を縁って言うのだろうなぁ。

「縁がある」って、気取らずに自然で心地良い。


2008年8月11日月曜日

時が経ったって。


「いってらっしゃい」とか

「いってきます」とか

「ばいばい」とか

「明日ね」とか。


誰かとの何気無い別れ際。

もしかしたらこれが最後になるかも知れない

なんて、誰も思わない。


だけど本当は、

また必ず会える事が当たり前なのではない、

という事。


もうすぐ8月12日。

一瞬にして520名の命を奪った

「日本航空123便墜落事故」

から23年が経つ。


今年は8月12日を迎える前にもっと色々知っておきたいと思い、

今日『墜落遺体』(飯塚訓著)を読んだ。


著者は当時遺体確認捜査の責任者として

遺体回収・検屍・身元確認の現場の指揮に当たっており、

その中で直面した出来事を事細かに記録してある。


読み終えても表現するに足る言葉がなくて、

自分の身に置き換えただけで何だか思考が停止する。


墜落中のパニックの中、残して行かなければならない家族へ

メモ書きを残している男性のエピソードが強烈に残っている。


家族が、愛する人が、大切な人達が突然目の前からいなくなる。


何も告げずに触れられない所へ行ってしまう。


そんなの考えられない。


中には、

これが本当に人間に起こりうる事実なの?

と目を覆いたくなる描写が多々あり、

実際に途中何度か本を閉じた。

何よりも物凄い悲しみが渦巻いていました。

だけど読むのを辞めたいとは思わなかった。

知っていなきゃいけない事がもっとある気もする。



いつか読んだ9・11テロの関連の本の中にも

今でも忘れられない遺族の言葉があります。


〜あの日、「いってらっしゃい」の代わりに

きつく抱き締めていれば良かった。〜


〜「あいしてる」と一言、なぜ言えなかったのだろう。〜



そして、中でも特にハッとさせられた一行がある。


〜‘明日出来る’事なら、

それは‘今日’だって出来たはずなのに。〜



事故に遭うのが悪い偶然なら、

今日を無事に終えられる事は

良い偶然に過ぎないなって、

心からそう思った。



いのち。


私たちの存在は奇跡だ。


沢山の言葉を並べるよりも、

感謝を忘れずに生きていかなきゃと言う気持ちでただただいっぱいで

今はそれ以上が出て来ない。


2008年8月7日木曜日

夏の思い出。

夏の思い出。
もう。

こんなに空がきれいだと

この茹だる暑さを許してしまう。

今すぐプールに飛び込めたら

どんなに気持ち良いだろう〜。

だけど現実には、

26にもなったらお肌がどうの・・で

街を歩くにも紫外線が気になる。


子供の頃よく行った大里プールを思い出した。

大里プールは実家から少しだけ坂を下った所にあるので、

私たち3兄妹はいつも水着に浮き輪姿で

坂を駆けおりていた。


塩素のにおいや

チケット売り場のガラス越しのおばちゃん、

「うへ〜」ってなってなんとなく爪先で歩きたいシャワー場。

潜った時に大きな水中ライトが目の前に現れて、

それがやたらと怖かった事とか。

水中点検の時間に全員プールから上がらされるんだけど、

その時間はちょっとドキドキした事とか。

プール上がりに兄が買ってくれるセブンティーンアイスが楽しみだった。

あまり人気のないチョコミントが私は好きだった。



夏の思い出は何となく際立っている。

色も、匂いも、音も。

それだけ夏が賑やかだからかな。

太陽の光だったり、

空の青さだったり、

輪郭も明確だし、何しろ鮮やか。


戻らない夏は、カラフルな思い出ばかりです。


多分今日の空も忘れないと思う。


2008年8月4日月曜日

ただ現状は。


「電車のCO2排出量(どちらも人を乗せた状態で)は

自動車のおよそ9分の1!」

と謳いますのは、

電車の中に貼られた広告。

へ〜なるほど。

その差はおっきいのね〜

って思っちゃったけど、 待て待て。

その電車の車内は冷凍庫みたいに

クーラーがキンッキンでした。