2008年11月11日火曜日

浸み込む。


等張液みたい。

高校の時、生物の授業で習った等張液。


体と同じ浸透圧でどんどん浸み込んで行く歌。

ポカリ飲んだ時の感覚に似てた、

喉元を、身体をするすると流れて行く歌。

そんな歌を聴いた。


「歌」って、

例えば落ち葉一つにも名前を付け、メロディを乗せ、

鮮やかに生かす事ができる。

雨にも、一人ぽっちにも、泪にだってそうだ。

だから「歌」が宿った心が生む言葉には、

あらゆるものが褪せた色を取り戻せる様な、

そんな力がきっとある。

考えてみれば鼻唄が出るとき、

見てる世界はいつもよりも少しだけ鮮やか。


そして

「心」が宿った歌、

それはとてもとても強いメッセージを持って、

贈られる側の胸にちゃんと届く、響く、そこで溶ける。

そういうもの程シンプルでいて、

たったの一言でも、ものすごいエネルギーを持つ。


昨日私が受け取ったのは、
歌も心も宿ったエネルギー。


人間は心の生き物。

心へダイレクトに届くのは、やはり、心なのだなあー。


って、思った。


私も歌は大好き、聴くのも歌うのも。

歌ってなにしろ素敵なエッセンスだから、

いつも心のどこかに歌があれば、

見るもの聞くもの今よりもう少しだけ鮮やかになるのかも知れない。

私も、いつも心のどこかでうたが流れている様な人間でありたいなあ、

なんて、昨日のライブで思ったり。

すごく良かったよー。