毎年この金木犀の風が吹く頃に、
この所を振り返ってみたり、
一歩遠くから自分を客観的に見てみる様なそんな気持ちになる。
たぶん、涼しい風が心に隙間を作っているのだと思う。
この季節の変わり目にいつもこうして似たような感情になるけれど、
でもやっぱり一年一年、自分自身と周囲の環境は少しずつでも変化している。
いつも変わらずそこに在る空が、実は常に常に表情を変え続けているのと似ているな。
そんな中、
自分から見渡す景色がどう変化しても、
全く揺るがずいつも同じ場所から支えていてくれる存在があったり、
こうしてすぐ身近に、帰る場所が在ると言うことに対して、
感謝する以外に何を想えば良いのだろう。