2008年7月15日火曜日

好きな色。

好きな色。


小さな教え子に、

「何色がすき?」

って何気なく聞いたら

「ぼくは季節によって好きな色が違うよ」

と教えてくれた。

そしてさらに素敵な言葉を続けた。

先生それでねって。


「冬のくろはあまり好きじゃなくて、夏のくろは好き。

だって冬のくろは、閉じこもってて苦しいから。

夏のくろは、少し青くて広い感じがするから。」


なんて素敵なんだろう。


春を待ちわびる土の中の芽の気持ちと、

夏の夜空だ。


そうだよね、黒は一つだけじゃないもんね。


私の質問に対し、

「答え」じゃなく

「応え」てくれたのが

すごく嬉しい。


彼らは際限なく色を乗せられるパレットを持っている。


いつまでもその心を忘れないでいて欲しい。

きっと大丈夫だね。