もう春まっさかりは過ぎ、でもまだまだ夏でもなく。
こういう季節の狭間ってすき。
こういう季節の狭間ってすき。
夜更けと夜明けの間だったり、夕方と宵の間だったり。
そんな時間の狭間も好き。
名称のないところがいい。
でも確かに存在する、という。
考えてみたら、〈名称〉と言うのは、人が決めた、
人にしか通用しない外枠だものね。
どちらともつかない、とても繊細なそういう時間には、
いつも独特な匂いがある。
それから、
なんとも言えない、
言葉には表せない色だったり、肌や耳の感触だったりに、
自分の中の感覚的な部分をすごく刺激される。
なんか、
こうだ!って言い切れないファジーな感じが、
自由で、豊かで、ゆとりを与えてくれ、とてもここちいい。
良い季節だな。