様々な出逢い、経験、思考、価値観、時間を経ながら、
気が付くと四季を一巡りしていた。
長かったような、短かったような。
物理的には、何十年の人生のうちの1年と考えれば、とても短い。
でもたとえば、
愛しい人と離れる1年となれば、それはとてつもなく長い。
時間の概念ってばあるようでないようで。
その旅の途中、自分らしさってなんだろうという事に直面することが
面白いほど多々あった。
その度に色々と考えてきたけれど、
今、はっきり言えることがある。
全てはとてもシンプルだという事。
大切なものを、きちんと抱きしめているか。
心の力を抜いた瞬間、ふと胸によぎって自分を呼んでいるものは無いか。
心から笑ったり、泣いたり、歩いたり、走ったり、
空を見たり、歌ったり、転んだり、生きているか。
とてもシンプル。
私なりの見解でしかないかも知れないけれど。
点と点がつながって、線。
だから、全てに感謝をしたい。
これからも、一つ一つの点を大切につなげて、
心のこもったラインを、描きたいと思う。
何だかやっと自分の場所に戻ってきた様に思う。
無限に続くふかふかのクッションの上にいるようだ。
おかえりの言葉が胸にしみる。
この場所を、これまで以上に愛してこう。