2011年11月21日月曜日

落としどころのない投稿。

午後に、1981年のフィルムで原発をめぐる討論番組が放送されていた。

私は1982年生まれの29歳なので、
自分が生まれた年とほぼ変わらないこの時代から今、
どれくらいの発展があるのかなという気持ちで興味深く見ていたのだけど、

見ても見ても、

労働問題や核廃棄物処理、軍事転用問題に至るまで
討論している内容が今と30年前、ほとんど変わってない。

日本は世界でも第4位のエネルギー消費国。
だけど島国ゆえ資源が乏しいから、
そのアンバランスからエネルギー問題は山積。
それぞれの発電に利点欠点あるし、賛否両論も勿論ある。
諸問題を一刻も早く解決しようと研究者や技術者の方々はご尽力のことと思うのだけど、

今日のフィルムを見て、

原子力発電の発展の遅さ、

というよりは何だか、

世の中をここまで進化させてきた今の科学技術でも、
どうにも制御のきかないウランやプルトニウムの脅威と、
それを知り利用しながら、
翻弄され続けている現代文明との違和感を感じずにはいられなかった。