2010年3月13日土曜日

排出の季節。



木々の芽吹きを見つけると、もうじき春なのだなあと思う。

春は排出の季節。
いつも忘れちゃいけないのは、
私たちの身体は、自然とリンクしていると言うこと。

冬は寒い。
寒いから私たちの身体は生命を守るためにセーブの体制に入ります。
よって、本来排出すべき毒素も溜め込んでしまう。
また、冬の明けた春には、
私たちの身体ではその溜め込んだ老廃物を排出する動きが始まります。
だから春は排出の季節。

そしてここが無視できないところなのだけど、
それぞれの季節に旬を迎える食材には、
私たちがその季節に順応できる為のパワーがたっぷり。
旬は無視しちゃだめ。

春の食材には、冬に溜め込んだ老廃物を体外に排出する浄化の働きが、
夏の食材には、体内から余計な熱を逃して身体を冷やす働きが、
秋の食材には、夏の疲れが残る胃や腸の調子を整えてくれる働きが、
冬の食材には、身体を温める働きが、
それぞれ主にあるから。

私たちがうまく生きてゆく為に季節が手伝うよう出来ているのか、
季節の巡りに合わせて、私たちはうまく生きていけるよう出来ているのか、
タマゴが先かニワトリが先かみたいな話になりますが、
どちらにしても素晴らしきバイオリズム。

面白いよね。
生命が続いていく上で、完璧なサイクルで巡る季節と
誰が教えるわけでもなく、その季節を知る体。
季節が身体を知ってるの?体が季節を知ってるの?
こう考えていると、いつもの抜け出せないスパイラルに陥るけど、
生かされている事には間違いない。

人間は自然と共存と言うよりも自然の一部なのだから、
やはり、
季節や自分の生きる土地に合った生き方が
本来在るべき姿なのでしょうね。

人間の生命にとって必要不可欠なものは酸素や水、栄養ですが、
自分で選択することの出来るものくらいは、
きちんと選んで取り入れて行きたいものです。

流れに逆らわず、
ナチュラルな生き方が出来たらどんなに素敵だろうかと
いつも思ってしまう。