作りたい気持ちがどうにも収まらずに溢れてくる。
だからその感覚だけで、まず蝋を溶かす。
そして色を作り、重ね、待ち、色を作り、重ね、待ち、色を作り、重ね、待つ。
単調だけど、その先の広がりが無限大。
何でもそっか。
蝋の色は、計算しても想像してもその通りには行かないトコロがとってもつれない。
いつもの色鉛筆のようには行かない。
だけど、
計算と想像のキャパをはるかに超えて、
はっとする位きれいな色が出たりする事もあるからそういう時は幸せになる。
この色は自分が出したんだと思うだけで幸せ。
出逢った。とも思う。
またどんどん先を見たくなるけど、
待て待てそこはあせるなと、次の波をじっと待つのだ。
名前が先に生まれて形になったり、
形が先に生まれて名前がついたり、
私にとってはどちらでも良いのだけど、
とにかく自分の掌から生まれたひとつの形は、妙に愛くるしいと思う。
作る事、残すこと、大好きです。