2009年5月21日木曜日

お元気そうでなにより。

好物はビール。

その割に健康オタクで漢方には専ら詳しかったりしたのは、

何度かこのブログにも登場している祖父龍一郎。



今日は祖父が夢に出てきて豪快に笑っていた。

手に持っていたのがクロレラだから笑えるのだけど、

実際にクロレラを飲んでいたから間違いではない。

クロレラってね、青緑の色した青緑な匂いの健康食品です。



相変わらずドーンとしていた。

ドーンとして、そして手にクロレラを持っていた。



祖父は実に健康漢方オタクで、

いつも何かしらの漢方薬を自分で調合しては

オブラートに包む作業をしていた。

クロレラとかキョーレオピンとか、

わざととしか思えない様な不味さの健康食品も

何故か好んで飲んでいた。

私も無理矢理飲まされた時期がある。

嫌だったなぁ。



アギミルや煎り大豆は美味しいから一緒に食べていました。



そう言えば祖父にはお気に入りの薬局があって。

漢方も扱うオレンジ薬局と言う薬局です。



オレンジ薬局にはお世話になっており、

頻繁にお邪魔していた祖父を母が迎えに行く訳だけど私もくっついてオレンジ薬局には良く行った。



私はお邪魔しては

サトチャン人形やら風船やら文房具やらをもらって帰った。



と言うよりは

本当はおまけが貰えるのを楽しみについて行っていたんだよね、あれ。



オレンジ薬局の先生は今頃どうしているかなあ。

あの頃いつも私に

「大きくなったらナカヤマミホみたいになるぞ」

と言っていた。

だけど大きくなってみた今、

共通点はヤマとミくらいしかないです先生。

残念だね。




おじいちゃんは体を動かすのも好きだったから、

私がヨガも教えられる様になった事を知ったら

絶対一番の生徒になってくれたはず。



一緒にヨガしたりお酒のんだり、

向かい合っていっちょ前な話をしたかったなぁと思う。

足も肩ももっと揉んであげたかった。




健康の話が好きな所も辞書を眺めるのと時間忘れてしまう所も頑固な所も祖父に譲られました。

それはちょっと自分の中で好きなところ。



まだ生きていたならば

絶対気のあう趣味仲間になっていたのになぁと思う。



豪快な人だった故武勇伝は沢山あり祖父の思い出は楽しい。



見ててね、おじいちゃん。



見てるか。



2009年5月5日火曜日

あの日の仔犬。


ある朝、父がとても汚れた小さな小さな犬を手に乗せ連れてきた。

まだ夜も明けきらない早朝、家族一早起きの父が車庫に降りていくと、

車の下で何か弱々しい影がしきりに動いており、

びっくりして覗き込むとその仔犬がいたと言う。

抱き上げるとみいみいと情けない声で鳴き続けた。

片手に収まってしまう小さな命はくたびれて。

赤黒く血液が乾いたように汚れた状態だった。

大きさからして生まれてから時間が経っていないのだろう、

そんな姿で車の下でひとりぽっちで鳴いていた。

結局その子を手に乗せたまま家に上がってきた父は、

寝室にいた母の目の前にいきなり差し出して驚かせた。

その少し後、起きぬけの私も仔犬と初対面を果たす。

お風呂場で汚れを洗い流してあげると、

赤黒い汚れで固まっていた小さな身体がやわらかになって

乾かすと毛がふわふわになった。

白と黒の牛柄の模様をした愛くるしい姿が現れた。

マシュマロみたいだと思った。

「こりゃ仕方ないわなあ。」と父。

ため息まじりのぶっきらぼうな言葉と裏腹、

仔犬のまだ拙い動きを笑いながら目で追っていた。

どんな経緯でうちまで辿り着いたのかは分らないけれど、

「どうしよう」と話し合うこともなく仔犬は

その日からうちで暮らすことになる。

13年前のある朝の出来事。

その日私は一日中考え、学校から帰ってから「今日から大地だ」命名した。

柴犬(当時1歳)の空とうまくやれるか心配だったけど、

その必要はなくすぐに仲良くなった。

2匹はいつも一緒にくっついて回った。

空に比べ、ほとんど自己主張をせず何につけても遠慮がち。

でもその遠慮をたまに爆発させ、稀に意外ないたずらをしてみせる。

数回の家出歴もある。

でもあまり遠くへ行く度胸もないのですぐに戻ってくる、そんな大地。

そろりと寄ってきて全体重を預けじっとする。

それが彼なりの唯一の甘えの表現で、

私が実家を離れてたまにしか戻らなくなっても

帰省の度にそう静かに甘えて来てくる。

私が大好きな柔らかい重み。

その大地が急に倒れたのだと、母から連絡が来た

父が車庫に降りた時、大地は頭を傾けた状態で呼吸も苦しんでいて、

近くには吐いたものがあった。

動物病院は時間外だったけどいつもの先生が無理を聞いてくれ、

処置ののちそのまま数日入院になった。

脳に障害があるかも知れないと言われた。

年齢を考えたらおかしくはないって

考えて見ればもう大地は13歳。空は14歳。

犬の平均寿命は12~15歳と言われ

 それを考えると、私たちもそろそろ覚悟をしなければならないのかな。

今はすこし落ち着いているけれど、

胸が締め付けられる思いです。

悲しくも自分たちの力では避ける事のできない現実が確かに近づいている、

小さな、それでも大きな命を今危なっかしい気持ちでただただ想います。

「生きる」にはこう言う事も含まれているのは分かっているけど、

やっぱり苦しい

大地に会いたいなあ、

2009年4月26日日曜日

しとしとですね。

しとしとですね。



今日は朝からずっと雨。



洗濯物と行き過ぎる車の飛沫には注意したいものの、

私は雨の日も好きです。



この日にだけ感じる匂いや、窓の滴と曇り、

かすんだ空気の色、静かな音。

結構いい。

そこに個人的な理由も一つ加わり、

雨の日、結構良いです。



音楽も、雨の日には地面に張りついた様に部屋に染み渡り

お腹に響く。



この雨雲の上にはいつもと変わらない真っ青な空がある筈で、

雨は必ず晴れるから、

確かに次に待っている晴れの空を想うと、

むしろドキドキします。



2009年4月24日金曜日

都忘れ。

都忘れ。



都忘れのつぼみが開き始めました。



可憐な紫の花を付けるのですが、

「都忘れ」と言う名前の響きの方が好きだったりします。



理由は特にないけれど、

少し寂しくて、

でもきれいな響きだなぁと思うから。



ちなみに名前の由来ですが、

順徳上皇が佐渡に流されていたときに庭に咲くこの花をみて、

「今日からはこの花によって都の事を忘れることができる」

と言ったのに由来するそう。



2009年4月7日火曜日

たまには立ち止まるのもいいもんだ。

今夜は気候がとても良かったから、
少し歩こうと思い、
一つ手前の駅で降りて、歩いて帰った。

途中で届いたメールにお返事をして
携帯を閉じふと見上げた頭の上に、夜桜が広がっていました、
それはそれは豊かに。

久しぶりに「思わず息をのむ」感動。
このまま通り過ぎるのはもったいなさ過ぎる。
今しか見られない生の春を欄干にもたれてしばらく眺めました。

夜の黒に飲まれずに、ちゃんと桜色、とても美しい。
なんか鳥肌が立つ。

持っていた携帯では夜の桜をきれいに映すことが出来ず、それが残念。
だけどそのおかげで、しっかりと心に焼き付けることが出来たかも知れない。

去年も最高な桜を見れたのだけど、
今年は今年ですばらしい。

みんなもそれぞれの桜を胸に、また次の季節に行くんだよね。




2009年3月27日金曜日

りずむ。

りずむ。


昨晩珍しくどうしても強いコーヒーが飲みたくなって、

結局飲んだのだけど、

案の定眠れなくなり4時頃から活動していたので、

今更になって眠たくて体が重たい。

どんな事も持ち合わせるリズムは、

ちょっとした事でバランスを崩してしまったりするけど、

それを保つ事って大切だしちゃんと意味がある事なんだなんて、

こんな事で考えてみたり。

その点自然はやっぱりすごい。

誰が言わなくとも自分の出番を知っているし、

ちゃーんと狂わぬリズムを刻み続ける。

冬の終わりに芽吹きはじめ、春になれば存分に花を咲かす。

夏には新たな命を生み、秋には色を深め風情をもたらす。

その無意識のサイクルで人の心を大きく動かしたりするんだから、

複雑な言葉はないけれど、

シンプルに、すごいなと、このまだ浅い春の日に思いました。

2009年3月10日火曜日

自転車王子。


帰りがけ、駅を出て横断歩道に差し掛かったときのこと。

後ろから来た自転車が私を少し通り過ぎたところで止まり、
乗っていたお兄さんが急に振り向いた。

何事かと思っていると、笑顔でこう一言。

「イヤホン、落ちそうですよ☆」

そしてあっという間に走り去りいなくなった。

首にかけていたはずのイヤホンがバッグの後ろ側で引っかかって、
確かに落ちそうになっていた。





輝く白い歯、颯爽と走り去る姿。
あれはきっと自転車王子に違いない。

自転車王子さま、
びっくりしましたが、ありがとうございました。






2009年3月7日土曜日

くだもの山。

くだもの山。

くだもの山が、実家の母からたまに届く。


それが不思議な事に、

「あぁ〜なんだか果物がたっぷり食べたいなぁ〜。」

と思っているタイミングで、

いつも見事に届くのです。


偶然かはたまた見えない何かで繋がっているのか。

どちらにしてもその度に私は、

私もいつかそんな母親になれるのだろうか。

と、くだもの山を見ながら思います。


2009年2月26日木曜日

クリプトン。


クラプトンじゃなくてクリプトン。

先日お仕事先の現場で生まれて『クリプトンガス』を体験した。

空気の3倍も重たいんだそうな。

そのガスを吸い込むと面白い事が起こると言う事で、

実験開始。

「息全部はいてくださいねー

ほい、吸って!吸って吸ってもっと吸って!」


ガスの持ち主(?)のインストラクションに合わせて吸い込む。


ガスの持ち主「はいっどうぞ!」


以前、ヘリウムガス経験のせっかくのチャンスに、

照れが仇となってせっかくのヘリウムガスを

無駄にした事があるので、

今回は逃がしてなるものかと恥じらいなんか捨てて胸を張って発声してみた。


私「つ ぼ や ま み ち よ で す 。」(←堂々と!)

!!!!!!!!!!!!!!!

こわいっ

私の声、おじさん。


そう、

クリプトンガスは、吸うと声が低くなるのです。

ヘリウムガスの反対ですね。

ちなみにヘリウムは世界で二番目に軽いのだそう。



クリプトンガスは大気中に存在する量が少ないらしく、
ある程度集めるにもすごく時間がかかるそう。

はー・・面白かった、クリプトン。

はー・・すごい声だったなー。


2009年2月22日日曜日

変わらないものはない


変わらないものはない

って

こんなに切ないこと他にないだろう。

だけど、だからこそ、

愛しいものがより愛しかったりするのだろうか。